零雫 先生が贈る学園ミステリー。第3巻は「学園祭の日だけ入れる場所に隠された秘宝」
を巡って暴力団の構成員が青崎高校で起こす事件の解決に“天内”と“冷堂”が臨みます。
(イラスト:美和野らぐ 先生
【 https://ga.sbcr.jp/product/9784815636562/ 】
冒頭の「登場人物紹介」があると凄く助かるので改めて振り返ると物騒な学校だと再認識
させられた所で、今回は暴力団「呉院組」と「駿河組」の確執がその学園祭に降りかかる
展開という点に驚かされるワケで。その中で“湯之宮”が公私混同するブレなさが面白い。
「学園祭のみ入れる場所」にある「人に嘘をつけなくさせる不思議な力を持つお宝」の噂。
頭の片隅に入れながら学園祭を堪能、というか出店で買い食いしまくる“冷堂”の様子は
微笑ましくもあり、ちょっとしたコスプレで“天内”の目を奪うその姿は愛らしくもあり。
密室を再発させる、という本作らしい異能絡みの事件に隠れた思いがけない人物の心意気
にも気づけてしまう“天内”の名推理、そして心配りからも彼の成長が窺えるのも見所で。
今回の事件にはまだウラがありそうな点も踏まえて、彼がその真相に迫れるのか注目です。
2025年09月10日
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