2025年09月03日

『炒飯大脱獄』

えるぼー 先生の「第19回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞」受賞作。一年で千皿の炒飯
を作って食べないと出られない大学に送り込まれた理不尽さに抗う少女の奮闘を描きます。
(イラスト:絵葉ましろ 先生)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09453250


“蒼音”が父にタクシーへ乗せられ、船に単身で乗せられて辿り着いた「炒飯上海大学」。
重厚で巨大な門、高すぎる長壁、鉄条網も張り巡らされたその場所は刑務所にしか見えず。
一流料理人を目指して炒飯を作り続けろと言われた彼女だが料理をしたことがなくて──。

炒飯の出来は悪く、底辺の扱いを受け、脱獄を図るも所詮は“羅王”主席管理官の掌の上。
そんな“蒼音”に何が出来るのか、と思えば炒飯で胡散臭い“劉星”の鼻を明かすことを
決めてから面白さにも熱が入って惹き込まれていきます。仲間と絆が生まれる流れも熱い。

なぜ“蒼音”の父はかの大学へ彼女を送ったのか。“劉星”を超えられるのか。そもそも
大脱獄は? と気になる点も押さえて消化していく結末は見事なもの。絵葉 先生の描く
躍動感のあるイラストもポイント高し。映像化の夢をぜひ叶えてほしいと思える作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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