シリーズ累計4000万部を超す、日向夏 先生が贈る大人気ミステリー。 第16巻は地方にて
致死率の高い疱瘡が流行の兆しを見せる中で、感染源の特定に“猫猫”が頭を働かせます。
(イラスト:しのとうこ 先生)
【 https://herobunko.com/books/hero14/15023/ 】
花街の薬屋にも縁ある“克用”の明け透けで、強かで、それでいて捉え処のない人物像が
「ほうこう」というキーワードで言い表せる演出には意外性を踏まえて唖然とするばかり。
事の真相を受け止めきれない“猫猫”が“壬氏”に癒しを求めるのも納得と言えましょう。
今回も事と次第を見守る、というか導くフシのある“雀”が出歯亀を決め込む“馬閃”と
“里樹”のもどかしすぎる関係に“猫猫”も背中を押したくなるのも分かるというもので。
似たような話で言うと“姚”の件もありますが、こちらの動向も変化が窺えて見所の一つ。
“羅半”も妙な災難に巻き込まれて同情を禁じ得ない中、何かと話題になる“羅半兄”が
“壬氏”も巻き込まれた「呪いの壺」を巡る陰謀劇の後始末に関わってくる顛末も面白い。
“小蘭”の手紙の内容も気になりますし、次巻で物語がどんな動きを魅せるか楽しみです。
2025年06月09日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/191379419
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/191379419
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック