2025年02月05日

『愛とか恋とか、くだらない。2』

雲雀湯 先生が贈る、高校生男女の愛と恋を取り巻く関係を描く不純愛青春小説。第2巻は
“祐真”が読者モデルを務める“奏音”との接点を得たことで人間関係に変化が生じます。
(イラスト:美和野らぐ 先生)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09453226


隙間の時間、隠れた場所で情事を重ねる“祐真”と“涼香”が恋愛を冷めた目で見ている、
矛盾のような珍しい関係は相変わらず。一方で“晃成”と“莉子”の関係に一石を投じる
彼女の身を挺した攻めの一手にハラハラさせられます。こちらは好転を期待したい関係で。

クラスのカーストトップに位置し、色恋沙汰が絶えない“奏音”を“祐真”や“涼香”が
忌避するのは当然として、“奏音”に対してあの失言してしまう“祐真”が今回は迂闊で。
その詫びとして打った一手でその色恋沙汰に巻き込まれるとは彼もこちらも想定外すぎて。

“紗雪”からも反省を促される、という何とも罪作りな場面を見せる“祐真”な訳ですが
彼の「あの行動」に裁定を下す“涼香”の心中をよぎる感情は愛とか恋とかではないのか。
修羅場待ったなし、としか言えないエピローグからどう続くのか、注目せざるを得ません。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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