TVアニメ第二期が放映中の、古宮九時 先生が贈る大ヒットファンタジー。世界の理から
外れた王と魔女のその後を描く第5巻は人を攫う呪具を“ティナーシャ”単独で探ります。
(イラスト:chibi 先生)
【 https://www.kadokawa.co.jp/product/322408001476/ 】
【 https://unnamedmemory.com/ 】
“カサンドラ”から予言を受け“ティナーシャ”が人が消える事件を追う「円卓の魔女」。
その通りになった“ティナーシャ”が吐露する感情からも“オスカー”と共に生きられる
自分で在りたい、という悲壮な意志が感じられて。“ルクレツィア”が案じるのも同感で。
十二精霊が揃わないこと、“ツィリー”が“オスカー”不在の中でも手伝ってくれること、
想定外の人が参戦すること等々、複雑な想いを抱かせる展開から最後は力で押し切るのが
流石だと思いつつ、また一人で「旅立ち」を迎えることになる“ティナーシャ”が切ない。
鳥籠の魔女を篭絡せよと命じられた軍人の苦悩を描きつつ、大陸の謎に迫る「歌わぬ鳥」。
生まれ直しの時代感覚も開いてくる、と“ティナーシャ”が言った意味が重くのしかかる
顛末から彼女の嗚咽と滲む涙に繋がる結末が見られたのは救いのようにも感じられました。
2025年01月31日
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