赤城大空 先生が贈るヒロイックファンタジー。第6巻は冒険者の聖地に勇者パーティの
末裔たちが集い、様々な思惑に“エリシア”そして“クロス”が巻き込まれていきます。
(イラスト:タジマ粒子 先生)
【 https://www.shogakukan.co.jp/books/09453224 】
【 https://urasunday.com/title/1749 】
S級クエストで要人の護衛任務に同行する“クロス”がその対象から誘惑を受けるのも
お約束の域で思わずニヨニヨ。襲撃者の力に危機感を覚える彼の不安を他所に、いとも
容易く圧倒する“テロメア”の強さは圧倒的で、成長著しい彼の姿が霞んでしまうほど。
「女性関係で大変な事態が待ち受けている」という予言にも我関せずと判断してしまう
“クロス”の甘さが、“エリシア”との模擬戦から始まる顛末で露呈して思わず苦笑い。
その過程で示される勇者という業の深さ、それに基づく生き様の苛烈さに圧倒されます。
“エリシア”の父が彼女に「余暇を過ごせ」と告げたのは、“クロス”との繋がりから
あの未来に辿り着く可能性すら考慮していたのではないか、と思うと容赦の無さに驚愕。
「勇者の伴侶」編に突入した意味も理解した上で彼が「追い越せる」のか、見ものです。
2024年12月26日
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