2024年12月26日

『僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場6』

赤城大空 先生が贈るヒロイックファンタジー。第6巻は冒険者の聖地に勇者パーティの
末裔たちが集い、様々な思惑に“エリシア”そして“クロス”が巻き込まれていきます。
(イラスト:タジマ粒子 先生)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09453224
https://urasunday.com/title/1749


S級クエストで要人の護衛任務に同行する“クロス”がその対象から誘惑を受けるのも
お約束の域で思わずニヨニヨ。襲撃者の力に危機感を覚える彼の不安を他所に、いとも
容易く圧倒する“テロメア”の強さは圧倒的で、成長著しい彼の姿が霞んでしまうほど。

「女性関係で大変な事態が待ち受けている」という予言にも我関せずと判断してしまう
“クロス”の甘さが、“エリシア”との模擬戦から始まる顛末で露呈して思わず苦笑い。
その過程で示される勇者という業の深さ、それに基づく生き様の苛烈さに圧倒されます。

“エリシア”の父が彼女に「余暇を過ごせ」と告げたのは、“クロス”との繋がりから
あの未来に辿り着く可能性すら考慮していたのではないか、と思うと容赦の無さに驚愕。
「勇者の伴侶」編に突入した意味も理解した上で彼が「追い越せる」のか、見ものです。

posted by 秋野ソラ at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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