2024年09月24日

『帝国第11前線基地魔導図書館、ただいま開館中3 疾駆せよ移動図書館アーキエーア』

佐伯庸介 先生が贈る、魔導司書の活躍を描くファンタジー作品。第3巻は移動図書館任務
と極秘任務を与えられた“カリア”が、魔族と人族との間で続く戦争の行方を見届けます。
(イラスト:きんし 先生)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09453211


“カリア”“クレーオスター”そして“アリオス”と移動図書館で共に旅するまでの経緯、
その目的地、そこでやるべきこと。歴史の転換点となり得る局面に同道する“カリア”が
胃を痛めるのも納得で、それでも司書業務を抜かりなくこなすのが彼女らしくて実に良い。

戦争継続か、停止か。“カリア”も、彼女の所業を見届けた“グテンヴェル”だからこそ
あの場所を介し、意見を酌み交わせるという構図が見所。魔族と人族、両陣営のトップが
ありとあらゆる話の流れを想定して手札を用意し、例え水を差されても動じない姿に驚嘆。

今巻の冒頭で修復と解読を任されたヤバい魔導書すら“クレーオスター”の布石でもあり、
その使い方を間違えない“カリア”の心すら皇女の手の内という結末は胸を打つばかりで。
“アリオス”の善戦ぶりも讃えつつ、司書への熱い想いに溢れた物語を見届けて幸せです。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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