2024年07月29日

『君を「ナツキ」と呼ぶまでの物語』

「ネームレス・レコード」の 涼暮皐 先生が贈る新作は「ナツキ」という名を持つ5人の
少女と出会う少年が、過去にトラウマを負ったその名前を呼べるまでを描くラブコメです。
(イラスト:ふわり 先生)

https://bookwalker.jp/de7f1f4e87-2dbf-4810-a4b8-3a3a9ef0ae9d/


「友達は選びなさい」と幼い頃に告げられた言葉に反発した中学時代の“景行”が被った
裏切りと悲劇。進学する高校では一転して友達を選び、打算的に3年間を過ごすと決めた
彼が遭遇するのは5人の「ナツキ」、幼少の折に失敗した話に関わる少女と同じ名の──。

中高一貫校に外部受験した“景行”がどうやって新しい高校に馴染むのか。そのヒントを
与える“樹宮”が彼にどんな想いを抱いているか、「ナツキ」たちをどう判断しているか
読み切れない不安感を抱きつつ彼が他の「ナツキ」たちと関係を築いていく所が興味深い。

友達がいない“不知火”の事情に“景行”が首を突っ込む形で「ナツキ」たちが持つ問題
を匂わせる構成や、口絵にいないもう一人を満を持したタイミングで投入する絶妙な演出、
これまでの実績を踏まえ 涼暮 先生だからこそ紡げるラブコメの境地、続きにも注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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