2024年07月09日

『空冥の竜騎』

神岡鳥乃 先生の「第16回講談社ラノベ文庫新人賞・優秀賞」受賞作。竜に乗り、空を駆け
戦争で仲間を失った優秀な兵士が士官学校に左遷され、数奇な運命を辿る顛末を描きます。
(イラスト:JDGE 先生)

https://lanove.kodansha.co.jp/books/2024/7/3.html


雷の壁に阻まれた2大陸が謎多き竜と同調、翼を得たことで邂逅して戦争へ突入する時代。
竜騎として戦い続ける“ロナード”は仲間の死を悔いて、後を追うべく死地を空に求める
日々が続く。そんな彼が竜騎を育成する士官学校に教師として赴任させられるのだが──。

教師に不向きと言わんばかりの“ロナード”に苦慮する学園長や、それでも面と向き合う
同僚の“クリス”、一挙手一投足に注目する女子生徒“シエル”など士官学校での生活が
少しずつ、けれど着実に“ロナード”の考え方へ変化を及ぼしていく。その過程が面白い。

戦争で人生を歪められたのは“ロナード”だけではない。教師生活を続ける彼が痛感する
その事実と向き合う時、様々な縁と想いが意外な形で繋がっていく話の構成がまた見事で。
ちょっと間が抜けて、変に律儀な彼の生き様は見届ける価値アリで。お薦めしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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