零余子 先生が贈る文豪バトルファンタジー。第2巻は“漱石”が英国留学中に師と仰いだ
“アーサー・コナン・ドイル”の失踪に関わる陰謀に打ち勝つべく“英世”と手を組みます。
(イラスト:森倉円 先生)
【 https://bookwalker.jp/deb929de65-43a3-4869-b16a-a19a36f3a311/ 】
過激探偵愛者(ハイパーシャーロキアン)、という語感がまず強烈。“漱石”が身を崩す
流れと史実との妙な重なり具合を始めとして今巻も虚実の見せ方に驚きと面白さを感じる
話運び。師である“柴三郎”との関係を通じ“英世”の行動原理に深く踏み込むのも見所。
“柴三郎”の登場で印象づけられる“鴎外”との、というより海軍と陸軍の決定的な確執。
研究所を維持するための費用を賄う“柴三郎”の副業には度肝を抜かされつつ、彼もまた
人外じみた力を振るうバトルを繰り広げて「どうなってるんだこの世界」と言うしかなく。
“漱石”や“英世”でも太刀打ちできない“柴三郎”に一矢でも報いることは出来るのか。
終章に向けて駆け抜けていく“漱石”と“英世”の立ち居振る舞いが魅せつけてくれます。
今回とばっちりを受けた“禰子”の行く末も楽しみにしつつ次巻の刊行を待ちたい所です。
2024年07月02日
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