2024年06月28日

『ミモザの告白5』

八目迷 先生が贈る、戸惑いの三角関係を描く物語。第5巻は“汐”との交際に向き合う
“咲馬”が周囲に振り回されながら、二人で共に修学旅行という一大イベントに臨みます。
(イラスト:くっか 先生)

https://www.shogakukan.co.jp/digital/094531920000d0000000


“伊予”先生が愚痴をこぼすほど、教師陣が“汐”を腫れ物扱いするのもここに極まれり。
そんな中で“咲馬”が“汐”とどう交際するのが良いのか悩む契機にもなる、“世良”と
交際相手が語る恋愛観と“咲馬”が抱くそれの違いはこの社会の過渡期を示すかのようで。

“咲馬”が“汐”に求めるもの、そしてその逆。性的欲求の有無という大きな違いに目を
向けたのもまた“世良”というのが、“咲馬”にとっては憎たらしくても忌避はできない
悩ましい「交際」のポイント。その向き合い方が不器用で力技すぎるのも“咲馬”らしい。

「インタビュー記録」において改めて各々が“汐”のことをどう見ていたのか、“汐”が
“咲馬”になぜ目を向けたのかが分かる描写も印象的。世間体とか「普通」とか、様々な
頸木から解き放たれた2人が共に在る道を選んだところまで見届けられたことに安堵です。

posted by 秋野ソラ at 00:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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