2024年05月30日

『孤独な深窓の令嬢はギャルの夢を見るか』

数々の作品を上梓してきた 九曜 先生が「電撃文庫」に初登場。昼の学校では深窓の令嬢、
夜のコンビニではギャルとして振る舞う少女と縁をもつことになる少年の物語を描きます。
(イラスト:椎名くろ 先生)

https://dengekibunko.jp/product/galyume/322310000065.html


同じクラスで接点のない優等生の“瑞希”と、鼻つまみ者の“公親”。そんな2人が夜の
コンビニで会い、しかも彼女がギャル系ファッションの装いでいることを知る者はいない。
こんな状況になった所以は「ある事件」に遭遇した彼女を彼が助けたところまで遡る──。

「特別な何か」になりたい、と願う“瑞希”の本心に気づいてくれた“公親”に淡い想い
を募らせていく彼女のが何ともこそばゆい。けれど彼女が「深窓の令嬢」と「ギャル」の
乖離を埋めなければならない時は来る。その際に見せる彼女の立ち居振る舞いが印象深い。

まっとうな人間になりたい、と思う“公親”がその道半ばであったが故に“瑞希”の救い
となれた不器用さ、無骨さが実に格好良い。彼女と再び関わっていくことで変化する彼を
見届ける“竜之介”と“セレナ”の関わり方にも注目。2人の変化に期待したい作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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