2024年04月29日

『死亡遊戯で飯を食う。6』

鵜飼有志 先生が贈る、デスゲームに興じる人々の生き様を描く物語。第6巻は“幽鬼”が
身につけた見えないものを見る力によって現れたもう一人の己と向き合う顛末を描きます。
(イラスト:ねこめたる 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/shibouyugi/322312001084.html
https://comic-walker.com/detail/KC_004767_S?episodeType=first


“幽鬼”が初めて参加したデスゲーム「メイデンレース」。あくまで良く出来たゲームと
して、相手のことなど気にせず自分のやり方で進めていく彼女を、同じ参加者“雪名”の
目線で描いていくゲームの行方と結末、そして次なるエピソードへの導入が実に印象深い。

幻影に苦慮する“幽鬼”を見た彼女のエージェントが仕組む模擬ゲーム「スノウルーム」。
一番の敵は自分、という克己の駆け引きに他者の思惑が加わって「敵の見えない勝負」が
繰り広げられる一筋縄ではいかない展開が見どころ。死なないペナルティなのが救いかも。

単なる脱出ゲームでは終わらせない“鈴々”の意地悪さが“幽鬼”に感傷めいた気持ちを
想起させる局面も、どこかオカルティックな感情が過ぎる結末も幻影が現れた起点が故か。
いよいよ人並外れてきた“幽鬼”なら99回にも手が届くのか、続きを見届けたいものです。

posted by 秋野ソラ at 00:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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