2024年04月26日

『Unnamed Memory -after the end-IV』

TVアニメが放映中の、古宮九時 先生が贈る大ヒットファンタジー。世界の理から外れた
王と魔女のその後を描く第4巻は、呪具を探し第三の大陸へ渡る2人の顛末を描きます。
(イラスト:chibi 先生)

https://dengekibunko.jp/product/unnamed/322311000664.html
https://unnamedmemory.com/


朽ちた都市に残る生活の跡。しかし人の姿は無く、少女の姿をした人外のみが残る大陸。
外なる神が呪具を用いて、第三の大陸で何を試したのか。“オスカー”の胸に去来する
やるせなさと、“ティナーシャ”の胸に募る一抹の不安を見て思わず寂寥感を覚えます。

そして更なる新天地で“オスカー”たちが目にする機械文明。口絵を見た時の新鮮さは
同じ読者であれば共感いただけると思います。“雫”のことを思い出す場面も印象深い。
運び屋稼業の傍らで猫と戯れる2人が新天地でも国の騒動に巻き込まれる流れも面白い。

オーリク家の異能は呪具が否か。外なる神の思惑に触れる“ティナーシャ”たちが心に、
そしてその身に残酷な結末を刻む顛末は、冒頭で彼女が独白した予兆を思い出させます。
“オスカー”の持ち味である揺るがない芯は彼女を支えきれるか、続く展開を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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