2024年04月12日

『ちいさな君と、こえを遠くに3』

くうねりん 先生のコミックス発売も近づく、ツカサ 先生が贈る、夢を諦めかけた少年と
夢に向かう少女たちの物語。第3巻は“カナタ”たちが思い描く夢の行く先を描きます。
(イラスト:しらたま 先生)

https://lanove.kodansha.co.jp/books/2024/4/3.html
https://shonen-sirius.com/series/w_sirius/chiikoe/


声優養成所でも頭角を現す“空”に対して差がつき始める“奏太”。忙しい彼女を気遣う
一方で、忙しさと年齢差が逢う機会も時間も削っていくことを受け入れてしまうのもまた
彼らしい。その中で隙を突くかのように彼へ想いを伝える女の子たちの前向きさが対称的。

もちろん“空”だって“奏太”に対する気持ちでは誰にも負けない、と時間の合間を縫い
自分の言葉でそれを伝える訳ですが、結果は想像するに難くはなく。見かねた“エレナ”
らしい喝の入れ方は彼らをちゃんと見てきた証左でもあることが分かって印象深い一面で。

“空”に対して“奏太”がしたいことは何か。土壇場で覚悟を決めた彼の持ち前の強さが
運命を引き寄せる展開にひとまず安堵するものの、“汀”も呆れるほど面倒な2人の関係
には驚かされました。タイトルに込めた意味もしっかり決まってお見事、と言えましょう。

posted by 秋野ソラ at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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