「誰が勇者を殺したか」が大ヒットを迎える 駄犬 先生のWeb小説投稿作が「PASH!文庫」
で書籍化。Sランクパーティから追放された商人が金に物を言わせて魔王討伐に挑みます。
(イラスト:叶世べんち 先生)
【 https://pashbooks.jp/series/tsuiho-shonin/tsuiho1/ 】
【 https://ncode.syosetu.com/n1231id/ 】
“ライネル”たちの困窮を救いSランクパーティまで押し上げた立役者、商人“トラオ”。
彼らに魔王討伐の夢を託す“トラオ”であったがある日、横領を理由に追放されてしまう。
金の使い先である女の子“リオ”たちの後輩パーティに加わり新たに夢を託すのだが──。
仲間からも「人の心があるのか」と問われるほど目的のために手段を選ばない“トラオ”。
その徹底ぶりに魔物も、神ですら慄く展開には同情を禁じ得ないと思いつつ爽快で面白い。
吊り橋効果なども相まって彼に対する恋心が生まれてしまう“リオ”たちは幸か、不幸か。
魔王討伐後の壮年、晩年を描く小編によって不器用な生き方がより一層際立つ“トラオ”。
“ライネル”たちもまた彼の良き理解者であったことが分かるとこの物語における追放劇
にも納得感が生じて清々しくなるほどで。風変わりな商人の人生、見届ける価値ありです。
2024年03月15日
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