2024年02月28日

『魔王都市2 -血塗られた聖剣と致命の亡霊-』

ロケット商会 先生が贈る世界破滅級クライムサスペンス。第2巻は派出騎士が相次いで
変死する事件の黒幕《致命者》を追うべく“キード”と“アルサリサ”が捜査に臨みます。
(イラスト:Ryota-H 先生)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09453172


捜査方針に口を出す調整官の「提言」に正魔導騎士として口答えできない“アルサリサ”。
魔王“ニルガラ”の「全知の王冠」を預かる立場として仁義を通すことに拘る“キード”。
しなくていい衝突で拗れる2人の関係に心を砕く、彼の課長が持つ見識の高さに惚れ惚れ。

僭主七王がそれぞれ掲げる徳目に従って動く魔族たちの中で、誰が《偽造聖剣》の密造に
関わっているのか、その目的は・・・と探る“キード”たちがやがて辿り着く真犯人との激闘。
その果てに見せた彼の覚悟が新たな時代の到来を周囲にも印象づけているように感じます。

事件解決に安堵する間もなく新たな謎と難局を迎える“キード”、そして“アルサリサ”。
薄々勘付いている領分の外で動いていく話の流れと登場人物の関係性に戸惑う彼女の様子
を微笑ましく眺めつつ、彼がどんな秘策でそれを乗り越えていくのか楽しみにしています。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190793506
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック