2024年のTVアニメ放映に向け準備が進む、二月公 先生が贈る青春声優エンタメ。第9巻は
注力しすぎた声優業を抑えて学業への専念を余儀なくされる“由美子”の葛藤に触れます。
(イラスト:さばみぞれ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/sayyouradio/322302001113.html 】
【 https://seiyuradio-anime.com/ 】
“佐藤由美子”として生きるのか、“歌種やすみ”として生きるのか。“加賀崎”が問う
「大学に行く意味」がそう問いかけているかのようで、焦りや葛藤が何度も“由美子”を
苛むのが見ていてつらい。ゆえに学生生活を満喫している姿を見ても素直に喜べない訳で。
“夕陽”として“結衣”に絡まれ、“千佳”として“由美子”に避けられ。彼女の胸中に
募る苛立ちを何だかんだ言って受け止めてくれる“めくる”が本当にいい人で。お互いに
真正面から気持ちをぶつけ合うあの場面が見れたからこそ、話の光明が見えた気がします。
文化祭で“由美子”が演劇をする。その過程も、結末も、声優である以前に一個人として
成長の糧へとつなげているのが十二分に伝わります。“加賀崎”からの問いを彼女なりに
噛み砕き、しっかりと答えを出したその姿がまぶしい。その成果を続きで見たいものです。
2023年12月28日
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