海空りく 先生が贈る学園ソードアクション。前巻から約3年半を経て刊行される第19巻は
“アイランズ”に囚われた“ステラ”の救出に“一輝”たちが全身全霊を懸けて臨みます。
(イラスト:をん 先生)
【 https://ga.sbcr.jp/product/9784815621674/ 】
己の剣技を磨き上げた“一輝”にぶつけるべき敵は何か、と考えた時に“アイランズ”が
これでもかと立ちふさがるその姿の何とえげつないことか。劣勢に立つ“一輝”が懸ける
悪手を諫める「あの人」の所作が印象に残ります。彼が彼であるために必要な場面でした。
“アイランズ”の手で人格喪失の危機に見舞われる“ステラ”もまた旗色の悪い状況の中、
最後まで「その手」を離さなかったのもあの「決定的な事実」が鍵とあって思わずニヤリ。
用意周到に策を巡らせる“アイランズ”が迎えた結末も、因果応報とはいえ哀れなもので。
Fランク、というキーワードを背負って不遇な身に在り続けた“一輝”が、エピローグで
過去を振り返りながら自らの英雄譚に終止符を打つことを決意するモノローグが感慨深い。
大団円を象徴する をん 先生の見開き挿絵も実に見事。完結を心よりお祝い申し上げます。
2023年12月20日
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