白金透 先生が贈る異世界ノワール。第5巻は死んだはずの仲間、厄介者の“ナタリー”が
“マシュー”の前に現れ、“アルウィン”や街が抱えるトラブルに拍車をかけていきます。
(イラスト:マシマサキ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/himekishisamanohimo/322303001017.html 】
【 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01203322010000_68/ 】
“アルウィン”の迷宮病が悪化していく一方で“ニコラス”の解毒薬作りは金不足で頓挫。
心が逸る“マシュー”には「姫騎士様のヒモ」を悪し様に言う者たちから嫌がらせが横行。
そこに“ナタリー”が起こす迷惑の被害が重なって泣きっ面に蜂状態の彼には思わず同情。
街では“グレゴリー”が捕縛され、“エイプリル”は彼の隠し財産目当てで命を狙われる。
降りかかる悪意の数々に彼女が語る夢を諦めそうになる所を“マシュー”なりのやり方で
一笑に付することなく、真摯に向き合って軌道修正を図っていく一連のやり取りが印象的。
たったひとつの冴えたやりかた、とまではいかなくとも今回のバカ騒ぎに“マシュー”が
なんやかんやとケリをつけていく展開はまさに爽快。丸く収まった結末を“ナタリー”の
二つ名の通り想定外の勢いでひっくり返された彼が陥る窮地から這い上がれるか注目です。
2023年09月19日
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