佐々木禎子 先生の熱意ある提案を元に、尼野ゆたか 先生が書き上げた異色のコラボ小説。
新米占い師が何の因果か神様の妃候補となって後宮の陰謀に巻き込まれる顛末を描きます。
(原案:佐々木禎子 先生 イラスト:紫藤むらさき 先生)
【 https://lbunko.kadokawa.co.jp/product/322209000933.html 】
占筮者を生業とする“月麗”が権力者を激昂させてしまい、神への生贄と送られた山中で
“胡仙妃”と出会う。“境帝”への輿入れを嫌がる彼女は仙術で“月麗”を身代わりとし
行方をくらます。後宮入りした“月麗”は彼の興味を引き、占い大臣に任命されるが──。
“月麗”を含めた、本来は人ならざる5人の妃から皇后を選出する「争花叡乱」に事情も
知らず巻き込まれていく彼女が、侍女たちや師や兄弟弟子との旅で培った知識や絆を元に、
皆を元気づけるため、幸せになってもらいたいがために振る舞っていく、その様が魅力的。
佐々木 先生の炯眼もさることながら、今回の提案を受け入れる「富士見L文庫」編集部の
懐の深さには感服するばかり。もちろん、期待に応えて魅力あふれる作品へと昇華させた
尼野 先生もお見事。茶目っ気あふれる“境帝”の今後も含めて続きが見てみたい所です。
2023年05月26日
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