2023年05月15日

『楽園ノイズ6』

杉井光 先生が贈る青春バンドストーリー。篠アキサト 先生のコミックス第2巻と同時に
刊行される第5巻は、新年度を迎え心境の変化を迎える“真琴”たちを描く二年生編です。
(イラスト:春夏冬ゆう 先生)

https://dengekibunko.jp/product/paradise_noise/322211000056.html
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF02202974010000_68/


“猪狩”先生が語るクラス編成の本音があからさまなのがまず面白いのに加えてボケ倒す
“凛子”たちへのツッコミが鈍いことで不調を疑われる“真琴”もなかなかに滑稽。だが
“拓斗”からも同じ指摘を受けて、自覚症状のない“真琴”の違和感を探るのが今巻の軸。

新歓オリエンテーションで“真琴”が軽音部のステージに関わる理由を当てる“凛子”も、
曲を聴いて彼の関与を見抜く“伽耶”も凄い、というか愛が。ピアニストとしての矜持を
“華園”先生たちに見せつけられたことで“真琴”にも機微の変化が窺えるのが興味深い。

“玉村”社長みたいな人、社会に出ると実際に居たりするので厄介ですが、どんな窮地も
結果として実績に繋げていく“真琴”が恐ろしくも羨ましい。“ムサオ”という名が特別
なものになったことが「PNO」にとって吉と出るか凶と出るか、続きを見届けたい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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