2023年04月24日

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い7』

猿渡かざみ 先生が贈る青春ラブコメ。第7巻は恋人になってもクリスマスを迎えてもキス
のタイミングを見失う“こはる”と“颯太”に思いがけないイベントと出会いが訪れます。
(イラスト:Aちき 先生)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09453121


“颯太”と“こはる”のもどかしい、若干は彼女のほうが攻めに転じていたところであの
お呼ばれイベント。ドキドキが最高潮を迎える絶妙な瞬間に登場する“雪音”が繰り出す
“こはる”の見栄っ張りエピソードに関連して“颯太”も巻き込まれていく展開が面白い。

なぜ単身で“こはる”の元を訪ねたのか。“雪音”が本音を語る時を待ちながら、彼女に
思い出を残してあげようとする“颯太”が父性愛を高めていく様子が楽しく、イベントを
利用して彼との心と身体の距離を詰めていこうとする“こはる”の成長ぶりが微笑ましい。

“雪音”を連れ戻しに来た叔母“冬乃”の理不尽さに抗う“こはる”や友人らの精神的な
強さによって子として親として成長し、クリスマスをやり直せた姿に熱く胸を打たれます。
あの嘘を真実へと変えてくれた“雪音”の未来に幸あれ、ということで続きが楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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