2023年04月05日

『聖剣学院の魔剣使い12』

志瑞祐 先生が贈る学園ソードファンタジー。TVアニメ放映を控えての刊行となる第11巻は
攫われた“エルフィーネ”と「魔剣計画」の黒幕を追って“レオニス”が一計を案じます。
(イラスト:遠坂あさぎ 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/seikengakuin/322212000024.html
https://seikengakuin.com/


数々の〈魔王〉が“レオニス”の元に集い、手の内にある情報をすり合わせて見えてくる
敵の全容に緊張が走る・・・かと思えば魔王城を〈魔王〉の根城とされるあたりは面白くて
彼の不安定な立場を象徴するかのよう。一番の被害者は“シャーリ”かも知れませんが。

一方、様変わりした“エルフィーネ”と対峙し、追いつめられた“リーセリア”にとって
好都合な展開。“ヴェイラ”に師事し「竜王の血」の力を引き出すべく特訓を重ねる姿は
つい応援したくなるほど。ここでも“シャーリ”が割を食っているよう気はしますけど。

〈第〇四戦術都市〉を目指すべき場所と見定めた“レオニス”も「船」を入手するために
新たな一手を見せ、〈ヴォイド〉の先に居る相手にまた一歩近づいた形。“シャーリ”の
鬱憤を晴らすかのような活躍も見所です。まだ間に合うのか、次巻の展開も要注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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