宇野朴人 先生が贈る大人気学園ダークファンタジー。2023年7月のTVアニメ放映を控えて
刊行する第11巻は進級した“オリバー”たちが長期休暇にあわせた帰省旅行に出かけます。
(イラスト:ミユキルリア 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/7-maken/322211000050.html 】
【 https://nanatsuma-pr.com/ 】
“デメトリオ”らの失踪でキンバリーに錯綜する思惑、駆け引き。緊迫感ある流れに対し、
“ゴッドフレイ”が務める卒業の挨拶が良い感じに雰囲気を弛緩させてくれるのが有難い。
彼との手合わせで実力の差を実感した“オリバー”が敵となり得るか、行く末に注目です。
船旅で始まる帰省旅行に“テレサ”を連れ出した“オリバー”の意図。彼女にそれを諭す
“ナナオ”の気遣いが実に良い。酒でたがが外れる皆の様子も若気の至りに溢れて快活で。
いろいろと責任を取るべき、悩ましい彼の隙をつく“シェラ”の抜け目のなさにもご注目。
“カティ”が故郷、湖小国で果たしたかった夢があの口絵につながるのが面白い。両親が
彼女を、そして“オリバー”を見極める目に驚くばかり。同道する“マルコ”にとっても
重要な意味を持つ今回の旅、簡単に終わらせない展開からどう続くか、次巻も楽しみです。
2023年03月23日
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