渡航 先生が贈る大人気ラブコメの、もう一つの物語。第2巻は年末年始を経ての新学期、
“隼人”が“雪乃”や“結衣”と付き合っている噂が出回り“八幡”が対応に苦慮します。
(イラスト:ぽんかんG 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094530612 】
人の噂も七十五日。下手に手を出せば余計に拗れる。当事者たる“隼人”たちの言い分は
もっともでありながら“三浦”は気になって仕方がない。白羽の矢が立つ“八幡”からの
協力依頼にもすげない態度を取る“隼人”が彼に指摘するあれこれがまた的確で容赦ない。
マラソン大会とその打ち上げに向けて準備を整える“いろは”が相変わらずあざとい、と
思っていたらその専売特許が如き仕草を“結衣”が度々、“八幡”に見せてくるのが中々
油断ならない。例の噂と絡めながら彼女に対する思いを独白する彼の機微が印象深い所で。
マラソン大会の打ち上げ会場に選んだ折本のバイト先。物語を演出する上でもモクテルの
扱い方が絶妙です。様々な「意趣返し」を経て結果を振り返る面々の胸に残るものは何か。
ノマドワーカー“玉縄”の相談とは何か。様々な余韻を残す続きを楽しみにしておきます。
2023年02月28日
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