2023年02月08日

『精霊幻想記 23.春の戯曲』

北山結莉 先生が贈る異世界転生譚。第23巻は“リオ”たちが超越者のルールを覆す手を
探す一方、恋わずらいが燻ぶる“貴久”を目にする“美春”へ選択肢が突き付けられます。
(イラスト:Riv 先生)

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“リオ”が“エリカ”の軌跡を辿るうちに気づいてしまった、彼女を聖女にさせた人の業。
彼があの場面で一言二言、余計なことを言いたくなるのも無理はなく。もう一つ、勇者が
力を引き出すきっかけについて推論を得たことがこの先、何かに繋がりそうな気がします。

“セリア”が今や遊撃手のように世界を駆け回る中、両親の“ローラン”と“モニカ”が
迫る悪意を前に決めた、果断にして勇断な選択。気苦労の絶えない“セリア”に気を遣う
“アリア”、そして“リーゼロッテ”もまた先々を見据えて道を選んだ人たちでもあって。

“美春”が夢で強く勧められた「絶対に間違っていると思う選択をすること」という助言。
彼女に“貴久”が執着する理由にも触れられて、“トスカーナ”公爵が下した決断もまた
むべなるかなという局面で締め括られるエピローグがどんな争いを呼ぶのか、要注視です。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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