2022年12月27日

『青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない』

鴨志田一 先生が贈る青春ストーリー。シリーズ第12冊目は“透子”から思春期症候群を
与えられた“紗良”と“麻衣”に迫る危機を巡り“咲太”が聖夜に色めく街を奔走します。
(イラスト:溝口ケージ 先生)

https://dengekibunko.jp/product/aobuta/322105000008.html
https://ao-buta.com/


「霧島透子を探せ」「麻衣さんが危ない」。2年前に刊行された11巻を読み返すと確かに
「彼」はそう言っていたし、“透子”と「#夢見る」の話はまだ終わってない、と再認識
しつつ、意味ありげな素ぶりを見せる“紗良”が先触れなのかを見定める過程が興味深い。

「思春期症候群を治さないでください」。そう宣言する“紗良”が“咲太”を塾の講師と
することにこだわる理由から探りを入れていく彼の強かさは色々と先輩感をにじませます。
試される彼女もさることながら、そのとばっちりを受ける“理央”には同情を禁じ得ない。

「姫路さん、二十四日は予定空いてる?」。“咲太”が予定を確認して臨んだクリスマス
デートが意外な方向へ転がっていく展開には悲喜こもごもあって楽しませてもらいました。
幸せな時間を噛みしめているはずの彼と“麻衣”に何の差があったのか、続きに注目です。

posted by 秋野ソラ at 07:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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