白鳥士郎 先生が贈る熱血将棋コメディ。TVアニメのBD・DVD特典小説を大幅加筆・修正し
電子書籍専売となる第16.5巻は、“八一”が竜王になる一戦を軸に物語の起点を綴ります。
(イラスト:しらび 先生)
【 https://ga.sbcr.jp/product/9784815618506/ 】
竜王戦第七局。“碓氷”竜王に挑む“八一”の勝負はもつれた末にあの「ひな鶴」の場へ。
二日制のタイトル戦に纏わるあれこれを、竜王を世話する女将“亜希奈”、解説者として
同行する“銀子”、未だ将棋に目覚めてもいない“あい”の目線から描かれるのが面白い。
「システム」を構築した“碓氷”との対局を通じて急成長を続ける“八一”を見て焦燥を
抱く“銀子”の機微が、後々への布石にも感じられるのが印象的で。そんな彼女を手玉に
取る“鵠”が相変わらずで何より。担当記者の領分として描かれる“和田”の顛末も見所。
BD・DVDの封入特典小説を読む機会のない身としても、この第16.5巻として読めることを、
また「第15.5巻」の試みが功を奏したからこその今巻があることを大変喜ばしく思います。
それぞれの「はじまり」が最新巻から先の展開でどう結びついていくのか、興味津々です。
2022年12月22日
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