2022年12月19日

『天使な幼なじみたちと過ごす10000日の花嫁デイズ』

五十嵐雄策 先生が贈る新作は、1人の少年が3人の幼なじみと出会い、その中の1人と
結ばれるまでの過程を、年代ごとの思い出を散りばめながら描いていく青春ラブコメです。
(イラスト:たん旦 先生)

https://dengekibunko.jp/product/10000days/322208000008.html


隣家に越してきた幼い“花織”の愛らしさに庇護欲を掻き立てられた“啓介”も早15歳。
彼は「絶対にお嫁に出したくない大事な天使で妹」と守り続る一方で、彼女は幼き頃の
「結婚してお嫁さんになる」という約束を信じ続ける小学一年生へと成長していて──。

幼なじみ同士で結婚する結末をまず見せつつ、“啓介”にとって年下の“花織”とどう
結婚に繋がっていくのかを楽しむ・・・のかと思えば年上の“和花菜”、同輩の“舞花”も
彼にとっては「幼なじみ」であり、彼女たちも少なからず思う所あるのが実に興味深い。

五十嵐 先生が言及されている「関係性」の変化。印象的な場面を、年代を前後しながら
切り貼りすることで描けているのが演出的にも、構成面でも「お見事」と言うしかなく。
色々踏まえた上でのエピローグが良い引き具合になっていて、続きが気になる作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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