2022年10月21日

『99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!? 〜真の力に目覚めて始まる100回目の人生〜』

裕時悠示 先生の「丸山ひま。」名義による「小説家になろう」投稿作が「DREノベルス」
創刊ラインナップとして書籍化。何度も処刑される運命にある令嬢の逆転人生を描きます。
(イラスト/ひだかなみ 先生)

https://drecom-media.jp/drenovels/product/1
https://ncode.syosetu.com/n6469hq/


公爵令嬢“アルフィーナ”の人生は繰り返す。聖女暗殺の冤罪で断頭台に送られる所まで。
試行錯誤を繰り返してもその運命は変えられず。迎えた100回目の人生で彼女は婚約者の
皇子にまた断罪されるのか、と辟易していると意外な形で彼の本音を知ることとなり──。

聖女“デボネア”が下衆すぎて、いつ断罪されても文句なしな悪役なのにこれがしぶとい。
100回のループに耐えた“アルフィーナ”が得た力をもってしてもなお執拗に害意を示す
聖女に彼女がどう裁きを下すか。話運びも軽妙で読みやすく、楽しみやすい仕上がり具合。

“ライオネット”と“ヤヴンロック”の鞘当て具合が面白いですし。“カルル”の健気な
言動は見ていて一番報われてほしいと思いましたし。“キスリング”は人生を狂わされた
感じが被害者筆頭な感じで苦笑いしっぱなし。創刊を飾るにふさわしい一作、お薦めです。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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