2022年10月11日

『RE:BEL ROBOTICA 0-レベルロボチカ 0-』

Mika Pikazo 先生が初の商業原作を務める近未来青春ストーリーを 吉上亮 先生が小説化。
現実と仮想世界が融合した社会で、少年とAI少女が運命的な邂逅を果たす顛末を描きます。
(イラスト:Mika Pikazo 先生 原作:ARCH、Mika Pikazo 先生)

https://www.shinchobunko-nex.jp/books/180251.html
https://rebelrobotica.com/


超越現実(MR)を構築するMRチップに致命的なバグがある“タイキ”はMRそしてAIの恩恵を
受けずに日常を送る高校生。ある日、彼は校舎屋上にいる白い装いの幽霊少女を目撃する。
先生に相談してみると「空飛ぶ幽霊を見た」という噂を聞いたことがある、と言うが──。

登校初日からやらかす“タイキ”の言動から彼が持つバグの意味を把握しつつ、そのバグ
を起因として彼しか見ることのできない超高度AI“リリィ”の傲岸不遜な言動からMR世界
とは何たるかを知り、空飛ぶ幽霊騒動の犯人像に至る背景に深入りしていく感覚が面白い。

交際相手すら「AIレコ」に推奨される世界で抱く「本当の気持ち」とは何か。MRアバター、
自動ミュート、自殺禁止プログラム・・・様々な鍵が結びついた時に“タイキ”だからこそ
触れられる領域を共に感じてほしい作品。“リリィ”を応援したくなることうけあいです。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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