岬鷺宮 先生が贈る不思議な三角関係恋物語。第8巻は“秋玻”と“春珂”、二重人格の
終わる兆しを前に選択を迫られる“四季”、三者三葉の葛藤に決着をつける最終巻です。
(イラスト:Hiten 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/zerokyori/322106001047.html 】
選んだほうが残る、選ばなかったほうが消える。即断即決できない選択を突きつけられた
“四季”が“秋玻”と“春珂”の「最後の願い」を叶えにいくのは、ありと言えばありで。
どうなるか分からない状況だからこそ「最後」を意識する彼女たちの覚悟がいじらしくて。
思い出語りをする“秋玻”と“春珂”の言葉を微笑ましく受け止めつつ、入れ替わる時の
短さに不安も覚えつつ、限界まで達した“四季”を支えるのが“千代田”先生というのは
過去を振り返ると感慨深くもあり。残された「手紙」を読んで奮起する彼は凄いの一言で。
二重人格の起点を意識した“秋玻”と“春珂”、そして“四季”が辿り着く未来は読んで
確かめていただくとして、ただひたすらに彼らの幸せを祈りたくなる結末だと感じました。
次回作『あした、裸足でこい。』も Hiten 先生と組んで制作するとのことで要注目です。
2022年08月24日
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