川上稔 先生が贈る、とある惑星の天地創造物語。3話下巻は立川で発生した謎の水害を
どうにかするはずが、さらに怪現象も加わって混迷を極める一連の騒動に決着をつけます。
(イラスト:さとやす 先生(TENKY))
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“ポセイドン”と相対する“団”が持つ策と、それが後々の対応で利いてくる話の構成に
二度驚かされます。“ポセイドン”が「オネエニキ」という設定にもしっかり裏があって、
そこを突いてくる“住良木”が冴えてます。普段は乳のことばかり考えている彼ですけど。
渦中に“TJ”が“バランサー”に示した提案。その意図と実現の難度を察した“宗子”の
一人語りが度々差し込まれる意味。折々で触れられる「コミケ」の話題が牙を剥く展開に
なるのが面白いですし、“TJ”と“宗子”の相対を見届ける“住良木”のやり取りも見所。
話の決着に向けて塀洲夫妻、特に“奮登”が奮起する一連の顛末も「ようやく来たか」と
盛り上がる局面です。要所で“木戸”無双なのはもう驚きませんが、都度圧倒はされます。
“先輩”のうっかりな私生活の乱れで纏まった所から物語がどう続くか注目しておきます。
2022年07月29日
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