羊太郎 先生が贈る超破天荒新世代学園アクションファンタジー。第21巻は“グレン”が
不在の中で熾烈を極めるフェジテでの最終決戦で希望と絶望が入り交じる結末を描きます。
(イラスト:三嶋くろね 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/201411rokudenashi/322202001187.html 】
あの“リィエル”が、“アルベルト”が、“イヴ”が相対する敵に圧倒されていく絶望感。
そこへ畳みかけて、人であることをやめなければ勝てない、と敵から甘言を弄される始末。
各々に渦巻く感情も相まって、逆転の余地はあるのかと疑うほどに緊迫する場面の連続で。
死に直面する窮地の中、それでも誰しもが「あの男」の影を頭によぎらせることで運命の
歯車が思いがけない方向へと狂い始めていく流れの変転が熱いのなんの。切返しの演出が
絶妙なのもさることながら、これだけページ数を割いていてもスルッと読めることに驚き。
もちろん簡単には勝たせてくれない強敵だからこそ戦いの幕を引くのはやはり「あの男」。
これほど格好良い登場は中々お目にかかれないのでは。圧倒される展開へさらにひと手間
加えてくるあたり 羊太郎 先生も容赦がなくて潔い。真の最終幕、見届けたいと思います。
2022年07月12日
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