平坂読 先生が贈る、変人たちの奇想天外おもしろ群像喜劇。第3巻は学校に通い始めた
“サラ”、もはや遊び人の“リヴィア”など、“惣助”にまつわる人々の日常を描きます。
(イラスト:カントク 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094530735 】
「小学二年生の女子、水沢夢」にまず驚くしかない。“サラ”の口癖がうつるのも可愛い。
あだ名呼びやいじめといった現実を捉えつつ、思慕も、羨望も、嫉妬も一身に受け止めて
“サラ”が最終的に“惣助”も驚きのアレを顕示する姿はこの世界における幸せの証かも。
“リヴィア”が無知なのをいいことに“望愛”の望むまま生かされている様子もまた幸せ
に見えて泡沫であることは、これまた最後で見せつけられる訳ですが、さてどうなるやら。
合間に見える“ブレンダ”と“春花”の努力が空回りする姿を面白がりつつ思わず苦笑い。
前巻から“サラ”に騙された形で転校デビューに臨む“友奈”の姿から哀愁が漂う展開が
続くのかと思えば「災い転じて福となす」とも言える、救いのある新生活が訪れて一安心。
それどころか“惣助”の生き様が彼女の人生にもかかわる流れで将来展望が気になります。
2022年06月27日
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