白鳥士郎 先生が贈る熱血将棋コメディ。豪華な画集付き特装版が同時発売となる第16巻は
“歩夢”の公開プロポーズの行方を“釈迦堂”の過去と棋界の暗部に触れながら描きます。
(イラスト:しらび 先生)
【 https://ga.sbcr.jp/product/9784815615031/ 】
“釈迦堂”が研究する将棋、古い将棋界から課せられた枷、僅かな至福と残る不甲斐なさ。
過ぎた全盛期にわだかまりを残す彼女を“八一”が、そして“あい”が別々の手口を使い
その誤解を解く展開が熱い。一方で、彼女が歩んできた将棋界の闇の深さには驚くばかり。
白鳥 先生の面影を重ねるかのようにサイン本を量産する“八一”の姿から本を売る難しさ
を痛感せざるを得ず。師匠からのエールに応えるべくプロ棋士を目指す“あい”とは別に
線型不明の棋譜を残して師を誘う“天衣”。まだ予断を許さない状況から目が離せません。
画集では、魅力あるキャラクターを文章と共に絵で具現化して表現できるライトノベルの
強み、そして本作における しらび 先生の功績をこれでもかと見せつけられるかのようで。
同人誌のイラストも収録されているのも有難い。まさにお値段以上、至高の一品でしょう。
2022年04月18日
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