2022年02月03日

『蜘蛛ですが、なにか? 16 短編小説小冊子付き特装版』

馬場翁 先生が贈る迷宮サバイバル・ストーリー。第16巻は滅びゆく星を救うために犠牲と
なるのは人類か女神か。究極の選択、その行方を人類と魔族の想いを入り交えて描きます。
(イラスト:輝竜司 先生)

https://kadokawabooks.jp/product/s12/322108000673.html
https://kumo-anime.com/


ワールドクエストの前提として世界の真実を知った者たちが戦うも戦わぬも自由。人類に
組するのも魔族と運命を共にするのも不問。錯綜する想いの全てがこれまでに培ってきた
ドラマの集大成と言わんばかりで胸が躍ります。特に“アサカ”の決断が印象深かった。

“アリエル”が断固たる決意で臨み、“白”たちが戦いに身を投じる中、このクエストが
人類と魔族の単純な対立構造で収まらないと気付かされてからの話運びに“管理者D”の
人ならざる者としての気概を見せつけられた気がします。“フェイ”もよく察したもので。

クエスト終了の結果を踏まえると本作は“白”というイレギュラーな存在、その可能性を
見定めるための物語だったのかも知れません。あの就職先には同情を禁じ得ない所ですが。
小冊子に収録の短編では「家族模様」がお気に入り。独白からも窺えるヤバさが最高です。

posted by 秋野ソラ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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