青季ふゆ 先生の「小説家になろう」投稿作が書籍化。閉塞を感じる日常から解放されたい
と旅に出た少年が希死念慮に囚われる級友の少女と遭遇する所から始まる旅ラブコメです。
(イラスト:いちかわはる 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/202112burari/322107001150.html 】
【 https://ncode.syosetu.com/n0166hc/ 】
進学校に通う“高橋”は動画投稿で稼げる実力もあり将来もその道を、と希望するも両親
から猛反対をくらう。学校でのストレスも重なり「旅に出よう!」と発起して家出を敢行。
出立の田端駅で“七瀬”が投身しようする場を目にした彼は、彼女に同行を提案する──。
行きたいところはあるか、と問えば「天国とか?」と答えるほど厭世的な“七瀬”を連れ
目的地もないまま旅を続ける“高橋”。彼が次第に彼女の心を解いていく内に見えてくる
凄惨な生い立ちは、踏み入る彼に対し最後の壁として立ちはだかるのも無理はない内容で。
それでも生きることに絶望感を拭えない“七瀬”の心を救うのが、旅の途中で出会う人々
との縁であったり、何より真剣に彼女と向き合った“高橋”の熱い想いだったりする所に
心温まる何かを感じます。2人の人生の寄り道が有益になることを願いつつ続刊希望です。
2021年12月29日
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