赤城大空 先生が贈るアツくて淫らな退魔活劇。第9巻は最後のパーツが敵に奪われる予言
を受けて先取を目指す“晴久”に付けられる強力な護衛が、周囲に大きな波紋を呼びます。
(イラスト:魔太郎 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094530469 】
テロリストの目的が「サキュバス王の復活」による「性の理想郷の建設」という予想外の
未来を目指しているのに対し、“ミホト”の見解がまだ食い違っているのがもどかしい所。
快楽堕ちした“アーネスト”から言質を取った「絶頂司法取引」という言葉が衝撃的です。
パーツ奪取作戦に護衛として現れた“朝風”が“楓”たちの心をざわつかせる、その隙を
突くかのように発生した怪異がまた強烈。認識阻害を受けてもなお彼女たちが“晴久”と
“晴久”と一線超えていないのが不思議なくらい。よく乗り切ったな、と褒めたいほどに。
淫魔化した“アンドロマリウス”、その上をゆく敵を前にしても善戦する“晴久”たちの
活躍が目覚ましい。「正エネルギー」ならぬ「性エネルギー」が物語の鍵を握る言い様の
ない展開がどこへ向かうのか。更なる陰謀をほのめかすエピローグの内容も気になります。
2021年12月28日
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