2021年11月22日

『ただ制服を着てるだけ2』

神田暁一郎 先生が贈る、ニセモノJKとワケアリ社畜による同居ラブストーリー。第2巻は
“明莉”がJKビジネスに身を置かざるを得なかった背景と心に“広巳”が触れていきます。
(イラスト:40原 先生)

https://ga.sbcr.jp/product/9784815611781/


「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」日本国憲法第25条
において定められた生活水準の境界線上にいた“明莉”。頑張っても報われない、そんな
悲劇のヒロインにすらなれなかった彼女があの一言に救われるまでを綴る文章が印象的で。

JKビジネスに生活の基盤を、心の拠り所を求めるしかなかった“明莉”の過去を知っても
なお彼女のことを理解しようとする“広巳”の真摯で、紳士な振舞いには感嘆しかなくて。
逆にその過去をネタに彼女を貶めようとする“九条”が辿った結末には胸がすくばかりで。

“広巳”の家に転がり込んでは「彼女」として振舞い、彼への依存度を深める“明莉”。
そんな彼も“桜田”からの話を断りコンビニ店長であり続ける道を選ぶ、恩人への依存の
ような気概が窺えます。似た者同士な2人が選んだ選択肢、希望があると願いたい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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