2021年11月05日

『迷探偵の条件 1』

「薬屋のひとりごと」の 日向夏 先生が「MF文庫J」に初登場。18歳までに運命の女性に
出会わないと死ぬ、という家に生まれた女難で超探偵体質の男子が送る非日常を描きます。
(イラスト:magako 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/meitannteino/322106000741.html


17歳の誕生日を迎えた“陸”の姿に「もう17歳なんて……」と悲しみの涙を流す母親たち。
ヤンデレな女性を引き寄せる体質もあって彼が死へのカウントダウンを止める望みも薄く。
幼馴染の“ユキ”にスタンガンを貰った数日後、彼はある事件に巻き込まれてしまう──。

学校行事などに駆り出される「イベント補助委員」という“陸”の立ち位置。事件ごとに
登場する人物の名前を「あだ名」で印象づける読み手への配慮。短めに文章を区切りつつ
超探偵体質を活かした子気味良い話運び。ミステリへのハードルを下げる意識を感じます。

時には女難の体質すら活かして事件解決に臨む“陸”の強かさに見惚れながら、そもそも
「“ユキ”はどうなのよ?」という疑問にも一定の解を示してくれていてスリル感も上々。
何やら陰でうごめく悪意の兆しもあって引きも興味津々。続きが楽しみなシリーズ作です。

posted by 秋野ソラ at 00:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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