羊太郎 先生が贈る、教官騎士に導かれし王子の英雄譚。第3巻は“アルヴィン”に敵意を
むき出しにする“エンデア”が立ちはだかる“シド”に対して縁ある刺客を差し向けます。
(イラスト:遠坂あさぎ 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/202012fairyknight/322106000771.html 】
民衆のために戦い続ける“アルヴィン”に人気が集まる中、学び舎では未だに彼女たちの
実力を、何より“シド”の存在を認めようとしない者は多く。その筆頭格“ルイーゼ”の
見せる確執の強さも中々ですが、それ以上の害意を示す暗黒騎士が彼の頭を悩ませます。
合宿での嫌がらせも眼中にない“シド”の思惑にしっかりと応える“アルヴィン”たちが
ますます強くなっていく一方、“ガト”のように自身が強くなることを疎かにする者たち
との差の開き具合が実に印象深い。それでも譲れない“ルイーゼ”が背負う過去も同様に。
“シド”が語る「古き騎士の掟」。その中に『誇りに関する項目がない』という意味を
身をもって示した彼を見て、暗黒騎士と“ルイーゼ”とで明暗を分ける展開が見どころ。
彼が「野蛮人」と呼ばれた理由を知る必要性が強まりました。話がどう続くか注目です。
2021年11月02日
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