2021年11月01日

『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)4』

むっしゅ 先生のコミックス3巻も同月発売となる、みかみてれん 先生のノンストップ・
ガールズラブコメ。第4巻は高校デビューで繋いだ縁に“れな子”がある結論を出します。
(イラスト:竹嶋えく 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631439-8


“真唯”とは「れまフレ」と関係をぼやかし、“紫陽花”には結論を先送りする“れな子”。
情けない、と自責の念に駆られる“れな子”が中学時代の陰キャな自分に逆戻りするかと
思わせる中で“香穂”との意外な縁あること、似た者同士であることに気付くのが話の軸。

自信を失いかけた“れな子”を催眠音声(笑)で発破をかけて大胆なコスプレをさせたり、
お風呂での裸のお付き合いを経て“れな子”に弱い自分をさらけ出す“香穂”。その裏に
互いを尊重し、憧憬する気持ちがあるのが大切かと。トクベツな思い出作りが実に印象的。

本音よりも建前を優先する“真唯”が“紫陽花”に道を譲ろうとする雰囲気を感じ取った
“れな子”が、好きだと言ってくれた人へ力説した決意表明は必見。彼女らしい言動には
驚かされるばかり。巻末にあった「彼女」からの爆弾発言、波乱必死の行方に要注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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