紙城境介 先生が贈る本格ラブコメ×本格ミステリ。第2巻は“凛音”も参加する臨海学校
において嵌められた罠、クラスメイト全員の嘘が推理を阻む謎に“透矢”たちが挑みます。
(イラスト/羽織イオ 先生)
【 https://www.seikaisha.co.jp/information/2021/08/25-post-kimitoki-2.html 】
相変わらず歯牙にもかけない、と言わんばかりの態度を示す“凛音”を見返してやろうと
勉学に勤しむ“紅ヶ峰”に降りかかるカンニング疑惑。疑わしきは罰する、という先生に
“透矢”が無実を証明する過程でクラスに仕掛けられた構造と宿敵たる存在に出会う今巻。
“芙蓉”によって作られたと言える“和花暮”との対峙。改心させるか、同類と認めるか。
“凛音”を庇いきれなかった“透矢”が「君の謎ときに、僕が答える」そう決めた覚悟を
思い出して35人の嘘に明らかにする流れは福因、というよりはどこか禍根を残した印象で。
そんなわだかまりは、“透矢”に対する好意を示した“紅ヶ峰”を見て持てあます感情を
自覚しただけでなく、向き合い始めた“凛音”の合法的な姿を確認することで拭えました。
正論だけが全てではないと、互いが互いを正しいと信じて進む二人の行く末に要注目です。
2021年09月30日
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