2021年09月09日

『久遠の檻―天久鷹央の事件カルテ―』

知念実希人 先生が贈る新感覚メディカル・ミステリー。長編シリーズ7冊目は芸能活動を
していた少女が長い時を経ても姿を変えず、不老不死を体現する謎を“鷹央”が診断します。
(イラスト/いとうのいぢ 先生)

https://www.shinchosha.co.jp/book/180223/


初見では歳を取らなくなる疾患「ハイランダー症候群」を窺わせる“希津奈”。彼女から
妊娠や生まれ変わりを示唆する発言があったかと思えば「キヅナ様」と崇められていたり
父“源蔵”によるオンラインサロンで金も動いており、裏があることを匂わせる導入部分。

常識に縛られて犯人の術中に嵌る“小鳥遊”を“鷹央”が何度も叱責する描写が印象的で。
昔と今の“希津奈”は同一人物なのかを突き詰めていく犯人とのギリギリのせめぎ合いが
冷や冷やさせられます。逆転劇もさることながら、アフターケアも万全で流石の診断ぶり。

今巻では統括診断部に臨床研修医として“鴻ノ池”が加わりウザ絡みの機会も悩みも増す
“小鳥遊”。“鷹央”から新車の件で残念な目を向けられるなど泣きっ面に蜂な彼ですが
「診断」では先輩らしさを見せる場面もあり成長の跡が見て取れます。次巻も楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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