鴉ぴえろ 先生が贈る異世界百合ファンタジー。第4巻は魔学の研究と魔道具の開発に専念
する“アニスフィア”と、彼女を支えるべく王となる“ユフィリア”のその後を描きます。
(イラスト:きさらぎゆり 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/202001mahoukakumei/322104000834.html 】
“ユフィリア”が「食事」をするためにも共寝する“アニスフィア”の手玉に取られる姿
には思わずニヨニヨさせられます。そんな2人のやり取りからは互いの愛情だけでなく、
夢を託せる信頼関係が窺えて実に羨ましい。戴冠の場面には感慨深いものがありました。
“アニスフィア”が夢見る「魔法」に恐れすら抱く魔法省、そして貴族の面々に対して
頭を悩ませる“ユフィリア”の苦悩、歩み寄りたい姿勢を崩さない“アニスフィア”の
葛藤。対立ではなく、和解の道を導き出せるかどうかを示した“ラング”も印象的です。
国の命運を左右する顛末の裏で“レイニ”と“イリア”が互いの気持ち、自分の感情を
見つめなおす過程から、更なる尊い絆を組み入れてくる構成も見どころの一つと言えます。
変わりゆく人々が手にする未来が、精霊にとっても幸あることを願わずにはいられません。
2021年09月01日
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