2021年08月26日

『わたし以外とのラブコメは許さないんだからね(4)』

羽場楽人 先生が贈る、告白で幕が開くラブコメ戦線。第4巻は“ヨルカ”と“希墨”が
恋人同士の夏休みを満喫しようとする中、横恋慕や片想いの感情が周囲をざわつかせます。
(イラスト:イコモチ 先生)

https://dengekibunko.jp/product/watalove/322103000071.html


文化祭の目玉でもある“ミメイ”のバンド演奏。ある事情で直前に解散したそのバンドを
立て直すように依頼される“希墨”の世話焼きぶりが相変わらずで。その流れに組み込む
生徒会長“清虎”のさりげなくも油断のならない言動が今巻もう一つの話の軸を担います。

女性陣からの人気も高い“清虎”からアプローチを受ける“朝姫”。“希墨”への想いを
未だ残す彼女からすれば鬱陶しいことこの上なく。“アリア”に対し苛立ちをぶつけたり、
妥協よりも挑戦の道を選ぶあたりも実に彼女らしい。体を張ってアプローチするあたりも。

誤解を生むようなシチュエーションに遭遇した“希墨”に対し理解を示すものの、自分の
弱さを認め、葛藤し、感情を持て余す“ヨルカ”の姿からも成長の兆しが見て取れるのが
感慨深い。文化祭を通じて更なる外の世界とつながっていく彼女の未来も気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/188950748
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック