落合祐輔 先生が贈る新作は、フリーランスの仕事で稼ぎはあるものの婚活が上手くいかず
悩む青年と、彼の家に通い詰める女子高生で姉の娘との幸せ溢れる半同居生活を描きます。
(イラスト:けんたうろす 先生)
【 https://ga.sbcr.jp/product/9784815611729/ 】
“奈緒”が女手一つで育ててきた娘“絵里花”が通う高校の道すがらに弟“結示”が住む
ワンルームの家はある。映像編集の仕事で常に家にいる彼のもとに預けておけば防犯の面
でも安心、とはいうものの周囲に説明するのは面倒な話。だけど姪は乗り気なようで──。
叔父さんの世話を甲斐甲斐しくする“絵里花”を可愛らしく思ったり、ドキッとしたりと
どこか微笑ましい導入部分。そこから転じて“結示”の仕事を通じて見えてくる様々な縁、
“絵里花”が彼に懐くに至った苦い昔話によって描かれていく人間模様に驚かされます。
三親等にあたる叔父と姪の結婚は法律で許されていない、という大前提を踏まえて互いを
思う感情はどこへ向かうのか。一歩踏み出した“絵里花”にとって明と暗、エピローグを
二つに分けて予感させる引き具合は何を意味するのか。続きが妙に気になるシリーズです。
2021年08月25日
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