1月からのアニメ放送が控えている、鳥羽徹 先生の弱小国家運営譚。大台に乗る第10巻は
デルーニオ王国の陰謀劇を経て“フラーニャ”が兄に抱く印象が変遷する様子を描きます。
(イラスト:ファルまろ 先生)
【 https://ga.sbcr.jp/product/9784815610951/ 】
【 https://tensaiouji-anime.com/ 】
“シリジス”の祖国で渦巻く陰謀。同盟を利用し、ナトラを出し抜こうとする者に対して
彼がどう動くのかを見定める“ナナキ”の言動がまず印象深い。“フラーニャ”に仕える
と告げたその意味を、彼女がどう受け止めるのか。この先の情勢と共に注目すべき点です。
今回の陰謀を逆手に取った、一枚上を行く者たちが見せる振る舞いも本作ならではの展開。
動向を見極め、それでもなお一手及ばぬ“フラーニャ”を手助けするのは兄の為せる力量。
“ロウェルミナ”でも及ばない“ウェイン”の思考には相変わらず惚れ惚れするしかなく。
そんな“ウェイン”を父はどう評価しているか。奇しくも“シリジス”も同様に見ていた
ことに驚かされながら、“ニニム”も重要人物と認識されたことで風雲急を告げる局面を
迎えました。王太子として生まれた彼の願いがどんな未来を描こうとするのか見定めます。
2021年08月24日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/188945757
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/188945757
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック